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1: マンセー名無しさん 2018/08/04(土) 09:57:30.34 ID:oOUztqLn
彡(゚)(゚) マルクスの『資本論』は、左翼の永遠のバイブルであると同時に、戦前戦後右翼の思想的支柱でもあったんや
彡(゚)(゚) 「パヨク」「ネトウヨ」と言う前にマルクスの思想に触れておくことは大切や


◆入門書
・池上彰『池上彰の講義の時間 高校生からわかる「資本論」』
 寝っ転がっても読める入門書。資本論全3部のうち第1部のみを解説。

・デヴィッド・ハーヴェイ『〈資本論〉入門』、『〈資本論〉第2巻・第3巻入門』
 池上著と違い資本論全3部をカバー。くだらない抽象論を全てカットし、具体的に話をするので読みやすい。

・伊藤誠『「資本論」を読む』
 東大名誉教授による入門書。上記2著に比べて難解だが、薄いのでまとめに役立つ。
3: マンセー名無しさん 2018/08/04(土) 10:10:31.00 ID:oOUztqLn
彡(゚)(゚) 資本論いきなり読んでも挫折するやろなぁ 
彡(゚)(゚) 最初は解説書読みながら引用されてる部分を確認するだけで十分やと思うで

4: マンセー名無しさん 2018/08/04(土) 10:13:06.59 ID:oOUztqLn
彡(゚)(゚) 資本論の主な翻訳も貼っておくで 
・岡崎次郎訳『資本論』(大月書店、1972年) 
・資本論翻訳委員会訳『資本論』(新日本出版社、1982年) ※分担訳 
・中山元訳『資本論』(日経BP、2011年) ※第1部のみを訳出したもの 
・今村仁司ら訳『資本論』(筑摩書房、2005年) ※第1部のみを訳出したもの 


彡(゚)(゚) ちなみに向坂逸郎訳『資本論』(岩波文庫、1969年)が一番売れているが、これは上述した岡崎次郎が翻訳したものを、向坂逸郎の名で出版したものや。

9: マンセー名無しさん 2018/08/05(日) 00:19:08.07 ID:k9Ji0I2Q
彡(゚)(゚) 翻訳に関しては、岡崎次郎が『資本論』を翻訳したものを、向坂逸郎が自分の名前でそのまま出版し(>>4)、翻訳料5億円を簒奪したとかいう面白エピソードもあるな 
彡(゚)(゚) この辺は岡崎の『マルクスに凭れて六十年』という本に書いてあるらしいが、プレミア付いてて手が出ん・・・

5: マンセー名無しさん 2018/08/04(土) 14:24:12.57 ID:vuGpoHV/
ええな

7: マンセー名無しさん 2018/08/04(土) 23:26:03.30 ID:Wbb1YLLV
中山元訳してたんや 
しらんかったわ

8: マンセー名無しさん 2018/08/04(土) 23:37:51.62 ID:9vZJ7v5o
河上肇が『資本論』翻訳に取り掛かったいいものの遅筆すぎて岩波茂雄にブチ切れられたエピソードすこ 
小泉信三が「だからやめとけって言うたやんけ」って岩波に言ったのもすこ

10: マンセー名無しさん 2018/08/05(日) 01:33:43.66 ID:ruABchvF
イッチ有能

17: マンセー名無しさん 2018/08/05(日) 08:42:48.30 ID:6CMdhiyp
はえ~すっごい……(感嘆) 
マルクスとか柄谷その他経由でちょっと覗いただけやから助かるで

19: マンセー名無しさん 2018/08/05(日) 23:18:48.16 ID:TXw3jLWl
向坂ニキの訳として出た岩波の資本論と岡崎ニキの名で出た青木書店や新日本出版社の訳って結構違いがあるよな 
有名な物神(物象)化も、前者は呪物、後者は物神だったはずや

20: マンセー名無しさん 2018/08/05(日) 23:22:14.73 ID:TXw3jLWl
あとハーヴェイを挙げた>>1のセンスはすごいと思う 
ハーヴェイの資本論の読み方は「パリサイ人」のようなドグマに陥っておらず、21 
世紀にバージョンアップされていて面白い

23: マンセー名無しさん 2018/08/06(月) 21:34:42.02 ID:jFMo4Ngh
> 37 名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です 
>自由放任主義と共産主義は正反対のようで共に性善説を前提にしているから破綻は必然だよな 

彡(-)(-) これも5chでよう言われる批判で、一部当ってるところがあるな 

彡(゚)(゚) マルクスのイメージしてる共産主義は色々議論のあるところやが、大まかに言えば「各人がその能力に応じて貢献して、各人はその貢献に応じて与えられる、という社会」いうものみたいやな 
彡(゚)(゚) 要は搾取のない社会ということなんやが、これは聖書(特にイザヤ書)に書かれた天国に非常に似ている 
彡(゚)(゚) カトリックの司祭の中にはこの点に注目して「マルクス主義はキリスト教の異端」と言う人もおるな 
彡(゚)(゚) 他にもドストエフスキーの『悪霊』には「共産主義は天国を地上に引きずりおろす行為」と言ってたりするな(ただしこれはマルクスでない人の共産主義が念頭にある)

26: マンセー名無しさん 2018/08/08(水) 16:07:22.74 ID:Gm3cHSSK
>>23 
マルクス主義と千年王国論は似ていると指摘されているからね 
自由放任主義と共産主義の近似性については、これこそハーヴェイの『ニューインペリアリズム』にトロツキスト兄貴が堕落した左派に絶望してネオコンになって共和党ブレーンになったってあったような気がするゾ

24: マンセー名無しさん 2018/08/06(月) 21:38:34.07 ID:jFMo4Ngh
彡(゚)(゚) そうなると誰しもがキリスト教的な価値観を持っていないと共産主義社会というのは成り立たないということになりそうや 
彡(゚)(゚) だがこれが困難であることは他ならぬ『資本論』に書いてある通りやな 
彡(-)(-) 共産主義社会というのがなかなか成り立たない一因がここにあるな

25: マンセー名無しさん 2018/08/06(月) 21:44:45.13 ID:jFMo4Ngh
彡(゚)(゚) ちなみに南米のキリスト教徒を中心に、聖書の規定を共産主義的に解釈して、地上に共産主義を実現しようとする「解放の神学」なるものが検討されておるな(これが近時のベネズエラの動乱に大きな影響を与える) 
彡(゚)(゚) 著書が貧しい農民向けに書いたものが多いから非常に分かり易くて面白い。マルクス主義とキリスト教の知識がそれなりにある人には是非ともお勧めや

28: マンセー名無しさん 2018/08/09(木) 22:00:00.83 ID:kCy04irl
>>25 
これチャベスが同じようなこと言っていたな 
中米・南米はイデオロギー的な意味での社会主義は相容れるんだけど、システムとしての社会主義経済を構築することに失敗しているイメージが有る 
アジェンデ然り、チャベス然り 

マルクス的に言えば、下部構造に規定されてしまっているんだろうなぁ・・・

128: マンセー名無しさん 2018/09/26(水) 00:55:24.53 ID:2javcaX6
>>25 
「解放の神学」のお勧めの書籍を教えていただけますか

131: マンセー名無しさん 2018/09/26(水) 12:04:43.18 ID:rI1B1F2F
>>128 
岩波現代選書から出とるG.グティエレス『解放の神学』が非常に読みやすい 

ただこの本では徹頭徹尾聖書の解釈という形で話が進むので、ある程度聖書の予備知識がないとキツいかも 
聖書の注釈書は高かったり極端に古かったりしてあんまり良いのが無いのよな・・・ 

このスレの人なら田川健三が出してる入門書なんかをあらかじめ読んでおくと良いのかも(自信なし)

135: マンセー名無しさん 2018/09/26(水) 23:36:54.94 ID:2javcaX6
>>131 
ありがとう。 
自分はクリスチャンなんで聖書の予備知識あります。 
アマゾンで買ってみます。

27: マンセー名無しさん 2018/08/08(水) 17:57:26.66 ID:ay2gRCV8
確かにダニエル・ベルあたりのネオコン第一世代は転向経験があるやね 
そして「ネオコン」の名付け親であるマイケル・ハリントンも反共的な民主社会主義者やった

29: マンセー名無しさん 2018/08/09(木) 22:14:57.20 ID:ia/FoK3Q
でっかい向坂の資本論放ったらかしやけどほんなクズやったんか

30: マンセー名無しさん 2018/08/09(木) 22:21:57.56 ID:kCy04irl
>>29 
そうよ 
でも向坂の名で出た訳はわかりにくい気がするから結果オーライかな 
向坂くんソ連に行ったときソ連政府のパフォーマンスを真に受けてソ連はいい国や~って行っていた手記があってだめだこりゃって思ったよ

31: マンセー名無しさん 2018/08/09(木) 23:27:01.00 ID:kCy04irl
でも金のこと考えると結果オーライではないな 
岩波の資本論新しい訳に変えて欲しいわ

32: マンセー名無しさん 2018/08/09(木) 23:52:58.40 ID:LAzDAKxr
岩波は最近になって評判の悪かった『存在と時間』『純粋理性批判』なんか次々に熊野純彦訳に変えとるし、『資本論』も新訳に差し替えられるとええなあ 
ライプニッツの『単子論(モナドロジー)』と『形而上学叙説』も、デカルト『方法序説』を新訳した谷川多佳子あたりに話がいっとるって噂やし 
ライプニッツとデカルトはそれぞれ旧版の河野与一と落合太郎の訳も当時最高の研究成果を反映しとったし、日本語もこなれとって名訳やったけど、 
若くて前提知識のない読者がまず手に取ることを考えれば初歩的な注の多い新訳の意義も大いに認めなあかん 

マルクスから離れてしもた、スレチすまんな

33: マンセー名無しさん 2018/08/10(金) 00:08:43.24 ID:PYKn9Bum
中山元の訳は相変わらず読みやすいみたいやけど「剰余価値」をあえて「増殖価値」と訳したりとか賛否両論みたいやな 
まあ買うときは岩波文庫にさせてもらいますわ

34: マンセー名無しさん 2018/08/10(金) 01:06:48.44 ID:AIe2Es2N
経済原論の講義はうけたけど内容的にはアレでええんやろか 
結構面白かったなぁ

35: マンセー名無しさん 2018/08/10(金) 21:55:08.37 ID:QvvaGyvB
熊野純彦はベルクソンの訳からマルクスの新書まで出して 
八面六臂の出版的活躍をしているなあ。 
『純粋理性批判』は作品社だよ。岩波じゃないよ。

41: マンセー名無しさん 2018/08/11(土) 11:46:10.76 ID:d6+iEuAF
>>35 
廣松渉のお弟子さんだからなあ

37: マンセー名無しさん 2018/08/11(土) 00:11:34.21 ID:Mv5dzmoA
資本論って近代における左翼の聖典であると同時に、右翼の聖典でもあるからな 
有名どころで言えば北一輝、高畠基之辺りは影響大 
反共を標榜していたヒトラーなんかも若いころにマルクスに接していて、やっていることは国家社会主義に近いし

39: マンセー名無しさん 2018/08/11(土) 00:21:30.59 ID:trGEuaoa
>>37 
確か日本で始めて本格的に資本論読んだのは国家社会主義かなんかの右翼だったね

43: マンセー名無しさん 2018/08/11(土) 23:15:15.23 ID:Mv5dzmoA
熊野純彦の新書買ってきたで 
入門書っぽい見た目なのに内容が完全に初学者お断りなのは草 
薄い本やし類書と比べてそんなに目新しい内容ではなかったけど、全範囲扱ってるのはGood 
ただやっぱ現代の事例とかを引き合いに出さないで、資本論の注釈に徹してるのはさすがに古いかもしれん 
『資本論の思考』だと違うんかな

44: マンセー名無しさん 2018/08/12(日) 00:30:36.68 ID:YGFGVBhZ
せりか書房から出たやつでしょ。 
現状分析とかはなかったような・・ 
新書よりもっと研究書っぽかった。

45: マンセー名無しさん 2018/08/12(日) 00:45:15.75 ID:XYtmX1Vf
岩波茂雄が河上肇に資本論の翻訳依頼しようとした時に 
小泉信三は「河上は独文翻訳が苦手だし何より熱しやすく冷めやすい性格だからやめとけ」って忠告したみたいやな 
河上の生来の飽きやすさに加えて作業中に地下活動に関わり出したから結局上手く行かなかったンゴ 

日本で最初に翻訳した高畠素之と改造社の山本実彦は河上訳資本論が出ると決まった時に衝撃を受けたらしい 
結局途中で終わってもうたが 
五社連盟版『マルクス・エンゲルス全集』の失敗といい戦前の岩波はマルクスの翻訳に苦労させられたな 
そのせいで蓑田胸喜や三井甲之の原理日本社に脅迫されるし

51: マンセー名無しさん 2018/08/15(水) 11:05:23.66 ID:6a+TfDtF
ワオは素人だからマル経に自信ニキたちの書き込みやブックガイドはありがたいんだ😆

53: マンセー名無しさん 2018/08/15(水) 15:33:51.04 ID:8ZetnR4x
石母田正 
網野善彦 
黒田俊雄 
永原慶二 
安楽城盛昭 
戦後の日本中世史学者ってマルクス主義歴史学多いしな🤔 

日本の歴史学界とマルクス主義については 
永原慶二編『講座マルクス主義研究入門4 歴史学』(青木書店) 
磯前順一+ハリー・ハルトゥーニアン編『マルクス主義という経験-1930-40年代日本の歴史学』(青木書店) 
あたりが詳しいな🙋 

青木書店は去年まで半世紀以上歴史学研究会の『歴史学研究』出してたんやけど 
色々あって績文堂出版に版元変えられてもうた😭

55: マンセー名無しさん 2018/08/16(木) 10:40:26.70 ID:W9p5saNM
ワイは>>53に載ってる学者さんたちの本で勉強すること多いから、この前日本史やってる大学院生の子に「いまマルクス読む人はほとんど居ないです」って言われて驚いたわ 
論文読むときに「商品」、「資本」、「使用価値」、「交換価値」とかマル経用語がポンポン出てくるんだけど、その辺は雰囲気で読むのかな

57: マンセー名無しさん 2018/08/17(金) 18:50:11.03 ID:aTgaF86j
>>55 
今の院生は忙しいってのもあるかもな🤔 
とはいえ服部之総なんてマルクスの基礎知識程度ないと読みにくそうやけどな😅 
唯物史観や下部構造についての話多いし😔

56: マンセー名無しさん 2018/08/17(金) 12:48:25.37 ID:iH24NdTw
ヒルファディングの『金融資本論』読んでるわ 
資本論第3部の擬制資本の話を一般化した内容で、資本論以後の金融資本主義を説明してて非常に面白い 

「株式が会社の所有権ってのはウソです」とか、「株価はどのようにして決まるのか」とか、「株式会社は赤字でもなぜ存続できるのか」とか、この辺に興味ある人は楽しく読めるはず 

オーストリアの財務大臣やってただけあって、具体例が豊富で分かりやすい 
資本論を3部まで読んだ人はぜひおすすめ (俺がお勧めするまでもなくマル経の基本文献だが・・・)

58: マンセー名無しさん 2018/08/17(金) 19:53:51.13 ID:dHVRLMbC
宮仕えの者としての武士の歴史だったらマル経はいらんのかな。 
でも百姓の歴史となると先行研究にマル経で分析してあるのが結構あるしなあ。

59: マンセー名無しさん 2018/08/17(金) 19:54:21.06 ID:yx1KOERs
クロカン読んだニキいる? 
時代背景もあるとはいえ、あれほどの組織にまで成長した革マルの理論部門をほぼ一人で担ってた「教祖」の理論を知りたい

60: マンセー名無しさん 2018/08/17(金) 23:30:21.59 ID:dHVRLMbC
ヘーゲルやフォイエルバッハとマルクスの関係を論じたものなら 
黒田寛一のもいいかもしれないけど(読んだことないけど)、 
レーヴィットと、武市健人、生松敬三、城塚登とか岩崎允胤 
いろいろ選択肢はあると思う。 

革マルの巨頭っていったい何やねんということならクロカン読むしかないだろうな。 

クロカン論なら現代の眼が編集した『戦後思想家論』に、 
小野田襄二と最首悟が対談したものが載っている。

61: マンセー名無しさん 2018/08/17(金) 23:32:41.86 ID:dHVRLMbC
ちなみに戦後思想家論には、 
岩田弘と大内秀明が論じた宇野弘蔵論も載っている。

63: マンセー名無しさん 2018/08/19(日) 07:54:25.42 ID:zTOI2A7q
10年前参加した歴史学会はマルクス排除な雰囲気だったけどな 
でも、マルクスの内容を知った上で批判するんと知らんのに批判するのは全然違うんや

64: マンセー名無しさん 2018/08/19(日) 18:14:50.67 ID:zUyIAmUL
アルチュセールの「マルクスの為に(Pour Marx)」とかいう割とやっかいな本 
ああいう初期マルクスの切り捨て方は当時斬新やったやろうけど果たして…

65: マンセー名無しさん 2018/08/19(日) 18:49:30.15 ID:wFOO5ss6
アルチュセールは気になるんだけど難解すぎて手が出せない

66: マンセー名無しさん 2018/08/19(日) 21:50:48.81 ID:9ce+lVO+
9月に岩波新書からアルチュセールの哲学を扱った本が出るぞ。

67: マンセー名無しさん 2018/08/21(火) 08:27:40.97 ID:JB32iP1Y
哲学者がマルクスを論じたものってどうも性に合わないわ 
マルクス自身は政府統計や具体例を駆使して分かりやすく論を進めてるのに、これを難解な抽象論にしちゃうのがどうも 
哲学者だけじゃなくて宇野弘蔵(とそのフォロワー)もなんだけど

68: マンセー名無しさん 2018/08/21(火) 22:50:18.17 ID:lIlPymu9
資本論を読み残している者としては、 
具体的な社会問題の箇所を読み落としてたらあかんなあという自覚はある。

69: マンセー名無しさん 2018/08/21(火) 23:04:50.65 ID:lIlPymu9
ただ、資本論には初版と現行版に違いがあるというような文献学的な問題もあるから、 
『経済学批判』を読む方が先決なのかなという気もしないでもない。 
資本論に経済学批判からの引用もあるぐらいだし。

70: マンセー名無しさん 2018/08/22(水) 13:16:27.79 ID:R0L0bm3J
資本論読んだ後って何読めば良いんや?上で上がってる金融資本論とか? 
マルクス以後の資本主義の発展を平易にまとめた本とかないやろか

72: マンセー名無しさん 2018/08/22(水) 13:41:23.50 ID:IwrTTd6+
>>70 
宇野派とか良いんじゃね?

73: マンセー名無しさん 2018/08/22(水) 13:50:04.96 ID:SlZl/YvL
>>70 
ワイはある程度読んだらアダム・スミス読んだゾ 
マルクスとアダム・スミスの労働価値説の捉え方や経済の見方の違いがわかって面白い 
あとは上に上がっているハーヴェイは現代に自然にアップデートされていて面白い

75: マンセー名無しさん 2018/08/22(水) 18:26:01.44 ID:/9PSinHt
古本で安く手に入る割には硬派な 
菅孝行『マルクスと現代』(未来社、1983年)とか。 
クメールルージュとかソ連の収容所とか文化大革命の惨状が明らかになる中で 
それでもマルクスを読む意味を探った本。

76: マンセー名無しさん 2018/08/23(木) 17:57:19.94 ID:mU+AurLG
マルクス以後の資本主義をマル経の体系の中で論じた本って意外とないよね 

・ヒルファディング『金融資本論』 
・ルクセンブルグ『資本蓄積論』 
・レーニン『帝国主義論』 

が黄金ルートというか、これ以降どう発展したのかが門外漢にはさっぱり分からん 
数理マルクス経済学もあるけどワイには資本論の記述を無理やり数学で置き換えただけにしか見えん 

有能な人はほとんど近経に行ってるから、発展が止まってしまってるのかな

77: マンセー名無しさん 2018/08/23(木) 20:47:54.36 ID:G7aSGd9z
シュンペーターもマルクスの影響を受けているからな。 
帝国主義と社会階級、資本主義は行きのびるか、 
資本主義・社会主義・民主主義 
とかも重要な文献。 

2番目しか読んでないけど。

78: マンセー名無しさん 2018/08/23(木) 22:12:27.10 ID:G7aSGd9z
生きのびるか 
だった。

80: マンセー名無しさん 2018/08/24(金) 19:50:23.24 ID:vjidOX9y
シュンペーターは新訳でも難解でワイには理解できんが、ビジネスマンとかにやたらと人気だよな

81: マンセー名無しさん 2018/08/24(金) 20:06:37.54 ID:sEFMgLdO
経済学の知り合いは全然マルクス読まないンゴねえ… 
読んでるって言っただけでアカ扱いンゴ……

82: マンセー名無しさん 2018/08/24(金) 20:08:48.97 ID:CImiq2X2
誰かローザルクセンブルクを語ってくれ 
ロックバンドじゃない方

83: マンセー名無しさん 2018/08/24(金) 20:12:58.08 ID:vjidOX9y
ローザルクセンブルクは新訳が分かりやすいらしいが値段が高くて手が出ないンゴねぇ・・・ 
東京都民は図書館で読めるらしいから羨ましいんじゃ

87: マンセー名無しさん 2018/08/26(日) 00:52:59.79 ID:I91M4Pxg
マルクス主義を色濃く受け継いで発展させたのはある意味経済人類学かもなぁ

88: マンセー名無しさん 2018/08/27(月) 17:03:07.53 ID:/TTm1FMd
このスレ見て資本論読み始めた 
解説書の類は昔読んでて概要は知ってるつもりだったけど、資本論自体を読むのは初 

1カ月かかって今日やっと第一部(大月書店の赤いやつで第3巻まで)読み終わった 
さすがに知ってることばっかりだったけどちょこちょこ発見があったりした 

疑問に思ったのが以下の記述 
>相対的に多くの不変資本と少ない可変資本とを充用する紡績業者は、だからといって、 
>相対的に多くの可変資本と少ない不変資本とを運転する製パン業者よりも小さい利益または剰余価値を手に入れるわけではない(第2巻142頁)。 

この理由は注に「『剰余価値学説史』で述べる」とあるんだけど、答えあんのかな?

89: マンセー名無しさん 2018/08/27(月) 17:31:37.94 ID:/TTm1FMd
あ、というかこれが有名な転形問題なのか。やっと意味が分かった

91: マンセー名無しさん 2018/08/30(木) 21:34:42.00 ID:kWOle+rB
転形問題懐かしスギィ! 
資本論では価値と価格ってかなり意図的に使い分けられているけど、その定義がぼかされながら書いていたな、確か

92: マンセー名無しさん 2018/08/30(木) 21:51:30.15 ID:fv8AXzNf
マルクスもやべぇ・・・分かんねぇ・・・って思いながら書いてたんやろなぁ 
労働価値説って「そう仮定すると①商品に含まれる剰余価値が統一的に説明しやすいし②何より直感的に理解しやすいよね」ってもんやから、別に矛盾があったところで良いと思うんやが

96: マンセー名無しさん 2018/09/02(日) 02:50:38.26 ID:j16iQttJ
検閲対策でわざとわかりづらく書いた説すこ

98: マンセー名無しさん 2018/09/04(火) 08:01:39.23 ID:3G5v8C11
マルクス×エンゲルスの薄い本はよ

104: マンセー名無しさん 2018/09/05(水) 12:35:57.22 ID:ELIq6ncy
まあ、マルクスの言っていた通りの世の中になっちまったのはたしかやな 
一部の資本家だけが肥え太って逆に経済がまわらなくなるという 
新自由主義の今のほうがよほど一部の権力者だけが偉くてあとは平民貧民というソビエト式の共産主義にちかいんじゃねーの? 

考えてみりゃ、安保を反対していた左翼というのはアメリカ様に日本国内に基地を置いてもらって予算までつけちゃうとういう話であって反アメリカと意味で右翼なんじゃねーのって思のやがねえ

118: マンセー名無しさん 2018/09/18(火) 15:47:52.51 ID:Ex0mg4e1
「経済学は社会科学の女王」って言葉、よく考えたらマルクス経済学を指して言ってたのかな? 
近経はそんなに女王として君臨してる感じではないよね

119: マンセー名無しさん 2018/09/18(火) 15:59:33.80 ID:D2Q0XVmA
グランドセオリーとして何でも分析できるってのがあったやねマルクス主義は 

代々木系の評論家だった蔵原惟人の評論なんか読んでるとカルチュラル・スタディーズもない時代に 
マルクス主義だけでよう文化論の話拡げられるなあと感心する 
戸坂潤の思想史研究もそうやけど

120: マンセー名無しさん 2018/09/20(木) 19:51:17.66 ID:x06/8qiZ
>>119 
マルクス主義でなんでも説明しようと思えば説明できるから広がりまくったよね 
経済学から歴史学、社会学、心理学…

121: マンセー名無しさん 2018/09/20(木) 20:11:13.33 ID:V9eo6shn
マルクス主義の名残をあちこちで見かけるのはそれだけ汎用的だったからかあ

122: マンセー名無しさん 2018/09/20(木) 20:18:04.52 ID:MFAGG2Z4
悪名高い例になっちゃうけどミチューリン・ルイセンコ農法みたいに農学や生物学にまで応用されとったからね

123: マンセー名無しさん 2018/09/21(金) 05:32:56.63 ID:wbKrS5+J
20世紀の俳優はスタニスラフスキーやブレヒトの演劇理論の影響下にあったから 
「俳優の演技」までマルクス主義で指導できたとも言えるしな

124: マンセー名無しさん 2018/09/23(日) 11:26:24.60 ID:gS9xE9DC
文学のバフチン 
演劇のスタニスラフスキー 
美術のカンディンスキー 
映画のエイゼンシュテイン 
パッと思いつくだけでも芸術のジャンルにこれだけ理論家おるな

126: マンセー名無しさん 2018/09/25(火) 05:09:30.10 ID:TNz9JBQv
ちびまるくす

彡(゚)(゚) ハンJ マルクス経済学部
http://lavender.5ch.net/test/read.cgi/korea/1533344250