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※テキサスおっ母さんが寄稿してくれた記事やで
https://twitter.com/jcjmmlgiyjxyq1c


むかしむかしある漁村に、ヘイトばかりしているまことというネトウヨがいました。
ある日まことが海辺を通りかかると、子どもたちがカメをいじめています。
「あのカメ高く売れそうだなぁ」まことの目がギラリと光りました。
「おいガキどもそのカメを俺によこせ!」と一人の子どもの頭をポカリと叩きました。
「うぇ~ん!」子どもの泣き声を聞いて茂みから大きな男が出てきました。
「おんどれワイの息子になにするんじゃい!」男は村一番の乱暴者マキゾンでした。
「す、すいません!マキゾンさんのおぼっちゃんでしたか!へへぇ~!」土下座をするもマキゾンは目を剥いて怒り心頭です。
「この落とし前どうするんじゃい!」
「わかりました!それでは次の村選挙では私のポンイチ党から公認します!議員になるのが夢だったんでげしょ?いひひ…」
「出るかボケ!」まことはおもいきり殴られました。

倒れたまことに近づくカメ。
「助けてくれてありがとうございます、私はホダカメといいます」
「私は酒癖が悪く酔っ払って子ども達に絡んで手を噛んだところ、返り討ちにされてたんです、どうかお名前をお聞かせください」
まことは名乗ろうとしましたがふと考えました。
(なめられないためにも村の英雄ウヨ島太郎の名前を騙ろう)
「俺はウヨ島太郎である!」
「あなたがあの有名なウヨ島太郎さん!」ホダカメは驚きました。
「お礼に竜宮城へお連れしましょうきっとスイミャク姫も喜ぶことでしょう!」
ホダカメはまことを背中に乗せて、海の中をずんずんともぐっていきました。


やがて立派なご殿へ着きました。
「着きましたよこのご殿が竜宮城です、さあこちらへ」
ホダカメに案内されるまま進んでいくと、この竜宮の主人のスイミャク姫が色とりどりの魚たちと一緒にまことを出迎えてくれました。
「ようこそウヨ島さんわたしはこの竜宮城の主人のスイミャク姫です、ホダカメを助けてくださってありがとうございます。お礼に露村大使を歓迎するパーティーにご招待します。どうぞ楽しんでいってくださいね」

まことは竜宮の広間ヘ案内されました。
まことが用意された席に座ると、魚たちが次から次へと素晴らしいごちそうを運んできます。
(なかなかいいところじゃないかここなら俺を馬鹿にするやつもいないだろう。よし、ここのお人好しどもを「ここは巨大な敵に支配されている」と危機感を煽りだまくらかしのっとってやろう!)
まことのヘイト根性に火がつきました。

ほどなく大きな銅鑼の音が鳴り響くとミラーボールが回り、派手な音楽のなか魚ダンサー達に囲まれながら一人の男がステージに現れました。
「レディースエンドジェントルマン!お待たせしました露村大使歓迎パーティーの始まりです!私は司会のナガタニ川といいます最後まで楽しんでいってください!」
「ショーを始める前にいくつか話させてください。まずは透析治療してるやつらは死…子どもをつくる女は狂…エタヒニンは…」
脈略もなく全方位への凄まじいヘイトをはじめました。
スイミャク姫も魚達もニヤニヤしながら頷いています。
まことは感心しました「ここにも愛国者※はいたんだ、ますます気に入ったぞ!」
※ここでの愛国者とは差別主義者を指す。

小一時間にわたるナガタニ川のヘイトスピーチがようやく終わり、いよいよショーが始まりました。
「まずはハゼのはっすんによる絵描きショーです!」
拍手の中、絵筆を持ったはっすんがステージに現れました。
「それではお客さまの似顔絵を描いてしんぜましょう、どなたか描いて欲しい方はいらっしゃいますか?」
「じゃあ俺を描いてくれ」とクラゲのザンコクが手を上げました。
「よろしいでしょうではピコーン!」はっすんは絵筆をスラスラと滑らすとあっという間に似顔絵を描き上げました。
見るとその絵はデッサン、構図、パース、色彩どれをとってもひどく、センス 0 の下劣で醜悪な絵でした。
それを見たクラゲのザンコクは「ぜんぜん似てねぇじゃないか!俺はこんな悪人顔じゃない!」と怒りだしました。
はっすん「鏡を見てごらんそっくりじゃない」
ザンコク「おまえの方が悪人顔だろ!」
するとはっすんは泣きだしました。弱いものは徹底的に叩くが、反撃されるとめっぽう打たれ弱いのがネトウヨの特徴なのです。
すると客席から「イエス!私に任せなさい!」と声がしました。
その声の主は医者でアンコウの DR.ヒクスでした。
「イエス!はっすん私があなたの顔のメンテナンスをしてあげましょう」
「DR.ヒクスありがとうございます!やっぱり保守はメンテナンス!」と意味不明な言葉を残し二人は会場をあとにしました。

まことが人魚のお姉さんたちに囲まれ上機嫌でいると後方の席から「ワーハハハ!ハラショー!」と大きな声が聞こえてきました。
すると周りの人魚たちは「あっ大使さまー!」と、こぞってその席へ行ってしまいました。
見るとスイミャク姫も大使の横に座りお酒のお酌をしています。
「なんだあの偉そうな外人は?」とまことはホダカメにたずねました。
「あれが露村の大使です。そのむかし露村といざこざがあったとき竜宮城の宝である4つの壺を持っていかれたのです。長年上げ膳据え膳の接待をしたおかげでようやくそれらを返してくれそうな流れになってきてるのですが・・・」
(ふん、宝だとか壺とかどうでもいい、俺は俺よりいい思いをしているやつが許せないのだ…)またしてもまことのヘイト根性に火がつきました。

ふとホダカメを見るとあぶら汗をタラタラ流しています。
「どうしたんだ?顔色が悪いぞ」
「アルコールが切れてきたんです・・・」
(こいつ相当なアル中だなぁ・・・そうだいいことを思いついたぞ)まことは席を立って大使のいるボックス席へ向かいました。
なにかコソコソして戻ってくると懐からウォッカの瓶を取り出しました。
「ホダカメ、アルコール度数 90%のウォッカをくすねてきてやったぞさあ飲め!」
「いやぁ・・・でも・・・」
「いいからいいから」そう言ってホダカメの口の中にウォッカを流し込みました。
するとホダカメの目がどんどん座ってきて、とうとうまことからウォッカの瓶を取り上げラッパ飲みしだしました。
まこと「いいぞ、もっと飲め!」

ステージでは次のショーが始まっていました。
「タコのハンドレッ田でーす」
「ウツボのカオリーヌでーす」
「二人合わせてウィキウィキウィッキーズでーすウィキウィキ!」
「それはそうとカオリーヌ、ワイすごい技を思いついたんや」
「ほうほうどんな技や?」
「まず適当に歴史を並べるやろ」
「はいはい」
「ほんで重要なところをウィキペディアからコピー」
「それでそれで」
「そしてえいやっ!ペースト!これだけで歴史書の出来上がりや」
「なるほど!あとは私が絶賛し部数をでっち上げるんやな」
「そうそう、するとアホのネトウヨが一人何冊も買ってくれる、神棚にも飾ってくれる、おジェニもガッポガッポ、取り分はワイ 99 であんた 1 や」
「なんで私だけそんな少ないねん!」
「キーキーとヒストリーおこすな」
「歴史書にかけたな、それを言うならヒステリーやろ!」
「やかましわこの三流役者」
「それを言うなら三文役者!日本語不自由なくせになにが歴史書や! 」
「そんなこと言われたらワイの歴史書の信ぴょう性0やんか」
「あんたの知性も永遠の0や!」
「名前は100やねんけどなぁ」
「もうあんたとはやっとれんわ!」
「どーもー!ウィキウィキ!」

まことはゲラゲラ笑いながらふと横を見ると、空のウォッカ瓶を持ったホダカメが露村の大使を睨みつけていました。
ホダカメ「ヒック!あの大使め、したてに出ればいい気になりやがって・・・」
「そう!あんな露村の野郎にやりたい放題されて、ホダカメおまえ悔しくないのか?え!それでもおまえは愛国者か?え!これは明らかな在日特権・不正受給・外患誘致・日本差別だあんな野郎ぶちのめしてやれ!」とまことはありったけのデタラメウヨワードをホダカメに耳打ちしました。
するとホダカメは千鳥足で大使の席の方へ向かいました。
大使の前に立ちふさがったホダカメが叫びました

「戦争してでも壺を取り返してやる!この◯◯野郎!」

場は一瞬にして凍りつきました。
なにが起こったかわからない魚たち、顔面蒼白になるスイミャク姫、みるみる顔色が紅潮する大使
「チョールト!スイミャクヒメ、コノコトワ ムラニモドッテ スベテホウコクシマス!カクゴスルヨウニ!」と怒りを露わにし席を立って出て行きました。
まこと「よく言ったそれでこそ愛国者!帰れ帰れこの◯◯野郎!」とさらに煽りました。
ホダカメ「おっぱい!おっぱい!女のいる店にいくぞー!」

もうパーティーはめちゃくちゃです。
髪を振り乱し鬼の形相のスイミャク姫はまこととホダカメを睨みつけ言いました
「はは〜ん、さてはあんたらコミンテルンだね!露村とケンカさせ疲弊したところを狙ってこの竜宮城を乗っ取り夫婦別姓にするつもりだね!そうはいかないよこいつらをつまみ出せ!」
魚たちに羽交い締めにされ連れ出されるまこと「おい!このカメを助けた礼をまだもらってないぞ!」
「うるさいこれでもくらえ!」スイミャク姫は玉手箱をまことの口にねじ込みました。
「あがが!」玉手箱を口にねじ込まれたまことはホダカメと共に竜宮城から追放されま
した。


「ウヨ島さん、ウヨ島さん」という声が遠くに聞こえます。
「うぅ・・・」まことが目をさますとホダカメが顔を覗き込んでいました。
「ここは?」
「ウヨ島さんの村のそばの海岸に打ち上げられたようです、竜宮城を追い出されこれからどうしましょう・・・」
「あっ!そんなことより玉手箱は?俺の玉手箱はどこだ!」まことは必死に砂浜を掘り返しました、すると黒い漆塗りの玉手箱がでてきました。
「あったぞ!きっとこの中には現金が入っているんだろうなぁ!」
「それよりウヨ島さん・・・」とホダカメ
「あ?うるせえなぁおまえどっかへ行けよ、おまえのせいで俺まで追放されたんだかな!」
都合が悪くなると責任をなすりつけ、平気で仲間をも切り捨ててしまうおきまりのウヨ仕草にホダカメはもう誰も自分を擁護してくれないことを悟り、仮病を使って二ヶ月入院しました。
その後ホダカメがどうなったかは誰も知りません。

「さぁてとご開帳といくか!」
まことは玉手箱を開けました。
モクモクモク・・・
すると中からまっ白のけむりが出てきました。
「おおっこれは!」が、けむりはあっという間に消えました。
まことが玉手箱の中を覗くと紙切れが一枚入っていました、紙には「あなたには生産性がないのでブタになりなさい」と書いていました。
「くっそーなにが生産性だ!騙された!」そう言って玉手箱を踏み潰しました。
「しょうがない村へ帰るか」まことはトボトボ村へ向かいました。

途中、遊んでいる村の子どもたちに出くわしました。
まことを見つけた子どもたちは「あっブタだ!」と指をさしゲラゲラ笑っています。
「なんだとこのクソガキども!」
するとビックリした様子の子どもたちは「ブタがしゃべった!」と言って逃げて行きました。
「だれがブタだ!どうせあのガキども在日に違いない!」と、いつものデタラメな国籍透視をし再び歩き出しました。
すると向こうから村人たちが子どもたちに連れられて向かってきました。
「こいつかしゃべるブタは?」村一番の乱暴者マキゾンが言いました。
「これはこれはマキゾンさん!俺ですまことです!」
「ブタがしゃべった!」村人たちは驚き、腰を抜かす者もいました。
「なにがまことだ!まことは三日前に海で溺れて行方不明だわい!」
「ち、違う!俺はまことだ信じてくれ!ほらこの名札を見てみろ!」と、首からぶら下がっている「まこと」と書かれた名札を見せました。
マキゾンは「おまえこそこれを見てみろ」と鏡を渡しました。

鏡を覗き込むまこと、そこには一匹のブタの姿が写し出されていました。
「ぎえぇぇぇっ!お、俺がブ、ブタになっている!」
玉手箱のけむりは人をブタに変える魔法の煙だったのです。

「そんなことはどうでもいい、こいつを見世物にしたら評判になりこの村に観光客がドッと押し寄せ、銭を湯水のごとく落としていってくれる、そして俺様は村の名士となり次の選挙で当選し議員になれるんや!ゆくゆくは森羅万象総理の右腕になるんや!もし死んだらその時はサムギョプサルにして食っちまえばいい!」パニック状態のまことにかまわず、自称投資家のマキゾンは持論をまくしたてながらまことに近づきました。
「い、いやだ!見世物になんかなりたくない!」まことは逃げ出しました。
「まてー!捕まえろ!」追ってくる村人たち、ついにまことは崖っぷちに追い詰められました、崖の下は激流の川です。
逃げ道のないまことは言いました「い、命を賭けた男の目を見たことありますか?」
「あるかボケ!」そう言ってマキゾンが飛びかかるとまことは足を滑らし川へ真っ逆さまに落ちていきました。
「うわぁぁぁ・・・」ボチャン、まことの姿は激流に飲み込まれすぐに見えなくなりました。
「くそぅもう少しだったのに!ここから落ちたのでは助かるまい・・・」村人たちはあきめて帰って行きました。

数日後、とある村。
一人のネトウヨ婆さんが川辺で弁護士への懲戒請求をせっせと書いていると、川上からドンブラコドンブラコと一匹のブタが流れてきました。
「はて?なんでブタが?」そう言ってそのブタを木の棒でひっかけ引きあげました。
ブタの首には「まこと」と書いた名札がぶら下がっていました。
「ううう・・・」ブタはうめくと水を吐き出しました。
「このブタ生きてる!爺さん爺さんちょっと来ておくれ!」


それからお爺さんとお婆さんはそのブタを育てることにしました。
のちのウヨ太郎である。


「ウヨ太郎」に続く↓