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参加者:アイアンマン

はじめまして。アイアンマンと申します。

昨今、新型コロナウィルスの感染拡大で、収入が減って、お金に困っている人が少なくないと思います。
そんな時には、公的な支援制度があり、 けっこう使えるんです。病院や障害者施設で相談員をしている、私「アイアンマン」が、かみ砕いて解説させて頂きます。皆さん、ぜひ利用して、危機を乗り越えてください。

説明する内容は、次のような感じです。自分が、関係する場所を見て下さい。

1、生活に困ったら(この記事に関わる全ての事)

2、新型コロナウィルスで困っていたら
特別定額給付金
生活福祉資金貸付制度(緊急小口資金)
生活福祉資金貸付制度(総合支援資金)
修学支援新制度
公共料金の支払い猶予

3、失業したら
失業保険

4、病気やケガで働けず、収入がなくなったら
傷病手当金

5、家賃が払えなくなったら
住居確保給付金

6、住む家がなくなったら
一時生活支援事業

7、多額の医療費がかかったら
高額医療費制度
    
8、医療費が払えなくなったら
無料低額診療事業

        9、公的制度を使うことに抵抗がある方へ

生活が困ったら、最終手段として、生活保護がありますが、それは、別の記事にあげます。

1、生活に困ったら (この記事に関わる全ての事)
 経済的に生活に困ったら、総合的に相談に乗ってくれる、生活困窮者自立支援制度ってのがあります。
 生活困窮者自立支援窓口の都道府県・市が、相談に乗ってくれて、家賃を補助してくれたり(詳細は後記)、家計の立て直しや仕事探しをアドバイスしてくれる制度です。申し込めば、話をしっかりと聞いて、一人ひとりに合わせた支援計画を作ってくれたりもします。もちろん、利用はタダです。
 詳しくは、厚生労働省のHP(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000073432.html)を参照。


2、新型コロナウィルスで困っていたら
 新型コロナウィルスで、休業要請などで、生活が大変な人も多いと思います。今、いろいろな支援制度が拡充されたり、新規に始まっています。ここでは、使えそうなものを5つ紹介します

・特別定額給付金
全ての人に、10万円がもらえる制度です。
5/2現在、一部の市区町村で、マイナンバーカードを持っている人を対象に、オンライン申請が始まっています。
こちらのページ(https://rocketnews24.com/2020/05/01/1367333/)に、オンライン申請の様子がかかれています。

・生活福祉資金貸付制度(緊急小口資金)
休業し収入が減った人に、20万円まで、無利子で貸してくれる制度です。詳しくは、こちら(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/seikatsu-fukushi-shikin1/index.html)を参考にして下さい。

もらえる人
新型コロナウイルスの影響で「休業」し、収入が減った人(収入制限なし)
貸してくれる額
20万円以
返す期間
2年以内
利率
無利子
保証人
不要
申し込み先
社会福祉協議会(市区町村にある)かお住まいの都道府県内の労働金庫


・生活福祉資金貸付制度(総合支援資金)
失業した人に、生活再建に必要な生活費用を、無利子で貸してくれる制度です。詳しくは、こちら(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/seikatsu-fukushi-shikin1/index.html)を参考にして下さい。

もらえる人
新型コロナウイルスの影響で失業した人(収入制限なし)
貸してくれる額
二人暮らし以上の人は月20万円以内(3か月まで)
一人暮らしの人は月15万円以内(3か月まで)
返す期間
10年以内
利率
無利子
保証人
不要
申し込み先
社会福祉協議会(市区町村にある)


・修学支援新制度
親が失業や収入が減り仕送りに不安を感じる学生に、授業料免除や給付型奨学金が支給される制度です。詳しくは、こちら(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/hutankeigen/index.html)を参考にして下さい。

もらえる人 (2つとも満たさないといけない)
仕送りに不安を感じる学生(大学生・短大生)  
新型コロナウイルスの影響で親が、「失業や収入減少に遭い、公的支援を受給」している
受けれる支援
授業料免除や給付型奨学金が支給
申請方法
各大学・短大か、「日本学生支援機構 奨学金相談センター」に相談


・公共料金の支払い猶予
公共料金の支払いが難しくなった場合に、支払いを先延ばしすることができる制度です。

・電気代・ガス代
大手電力会社と都市ガス会社は、料金の支払い期限を1か月延長する対応をとっています。
詳細は、各社に問い合わせてください。
・水道代
東京都では、最長4か月支払いを延長できるなど、各自治体が支払い猶予制度を設けています。
申し込みが必要なので、手続きの詳細は、各自治体に問い合わせてください。
・電話料金
NTT(docomo),KDDI(au),ソフトバンクの通信大手3社は、2月末以降の支払いとなっている携帯電話や固定電話の料金について、5月末まで支払い期限を延長しています。
詳細は、各社に問い合わせてください。


3、失業したら

・失業保険
失業者が安心して次の仕事を探せるよう、一定のお金を支給する制度です。失業保険は、一定の労働時間以上で会社で働く人は入っています。
ただ、もらえる仕組みが、複雑なので、ハローワークに相談するか、こちら(https://camatome.com/2012/11/shitsugyouhoken-kingaku-shikaku.php)を参考にして下さい。


4、病気やケガで働けず、収入がなくなったら

・傷病手当金
病気やケガで仕事を休んでいる間に、お給与の2/3がもらえる制度です。詳しくは、こちら(https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/cat310/sb3040/r139/)を参考にして下さい。

もらえる人
健康保険組合や協会けんぽ等に入っている人(国保は対象外)
条件(2つとも満たさないといけない)
病気やケガで仕事ができず、給与がもらえない人
3日以上連続して、4日以上、仕事を休んでいる人
もらえる額
今までの給与の2/3(最長1年6ヵ月)
もらい方
加入している健康保険に健康保険傷病手当金支給申請書を出す
(会社の人事や健康保険の部署に相談する)


5、家賃が払えなくなったら

・住居確保給付金
休業や失業などで収入が減り家賃が払えない人に、国や自治体が家賃をはらってくれる制度です。詳しくは、こちら(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000073432.html)を参考にして下さい。

もらえる人
失業したり収入が減って、家賃が払えなくなった人
世帯収入と預貯金に一定の基準が設けられていて、地域によって異なります。
東京23区の場合
・二人暮らしの場合、月収194,000円以下、預貯金78万円以下の人
・一人暮らしの場合、月収137,700円以下、預貯金50万4000円以下の人
貸してくれる額( 東京23区の場合 )
二人暮らし以上の人は月6万4000円以内(原則3か月、最大9か月)
一人暮らしの人は月5万3700円以内(原則3か月、最大9か月)
申請に必要なもの
運転免許証など本人確認ができるもの、世帯収入や預貯金が確認できる資料
申し込み先
生活困窮者自立支援制度窓口の都道府県・市 。厚生労働省のHP(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000073432.html)を参照。

6、住む家がなくなったら

・一時生活支援事業
ホームレスやネットカフェ難民など、住むところがない方に、無料で、住宅を提供する制度です。緊急を要する場合は、当日中に住居と衣食の提供を受けられます。詳しくは、こちら(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000073432.html)を参考にして下さい。

もらえる人
家がない人でかつ、生活保護を受けてない人
出来る事
宿泊施設を利用
食事・衣類・日用品の提供を受ける
健康診断を受けることができる
受けれる期間
  3か月~6か月
申請に必要なもの
一時宿泊施設利用申出書、運転免許証など本人確認ができるもの(有れば)、収入や預貯金が確認できる資料(有れば)
申し込み先
生活困窮者自立支援制度 窓口の都道府県・市 。厚生労働省のHP(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000073432.html)を参照。


7、多額の医療費がかかったら

・高額医療費制度
入院や手術などで医療費の負担が多額になった場合、一定の金額を超えた部分について、払い戻しを受けることができる制度です。詳しくは、こちら(https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/cat310/sb3030/r150/)を参考にして下さい。

もらえる人
公的医療保険に加入している方ほぼ全員
返って来る額
入院代や治療費・病院のお薬代等から、自己負担限度額(年齢や収入で異なる)を超えた額
自己負担限度額は、こちら(https://www.ayumi-pharma.com/medical/commons/drug/medical-care-system-simulation.php)で計算ができます。
申請方法
超えていれば、加入の健康保険組合に相談
(サラリーマンの場合、会社の健康保険の部署に相談)


8、医療費が払えなくなったら

・無料低額診療事業
医療費を支払うお金がない人が、無料か低額で医療を受けられる制度です。

利用できる人
低所得者、ホームレス、DV被害者など(医療保険加入の有無、国籍は問わない)
 (低所得の基準や必要書類は、医療機関によって異なる)  
利用できる病院
無料低額診療施設(東京都の場合はこちら(https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/seikatsu/hogo/mutei.html)を参照)
利用方法
「無料低額診療施設に直接行く」または、「福祉事務所か社会福祉協議会に相談」


9、公的制度を使うことに抵抗がある方へ

簡単に説明しましたが、自分に該当することがあっても、公的制度を使うことを、ためらっている人は少なくないのではないでしょうか?

実は、以前の私も、公的支援を受けることに、強い抵抗感がありました。それは、法を盾にしたり、公的支援制度を活用することが、「弱者のもの」という誤った認識があったからです。受ければ、「自分がダメな人間」と認めてしまうようで、嫌悪感すら持っていました。
私は、大学卒業後、IT分野で働いていましたが、東日本大震災の影響で会社が倒産。失業後は、ウツに違い状態になり、失業保険もあえて貰わず、1か月ほど自宅に引きこもってました。近所の世話焼きのおばさんに言われた、「植物は、日照り続いだと、水をやらんと枯れるやろ。今のあんたにとっての水は、失業保険とリフレッシュやと思うよ」との言葉に、外にちょっとずつ出れて、失業保険をもらいに行けるようになりました。今の会社(医療法人)に再就職し、教育給付制度を活用し、 国家資格である社会福祉士や精神保健福祉士も安価に取得できました。今では、管理的な立場です。

自分一人でどうしようもないことはたくさんあります。公的支援の利用をためらっていたら、是非、活用してほしいです。
また、自分でどうしようもないことがあれば、 (市区町村にある) 社会福祉協議会や生活困窮者自立支援制度の窓口(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000073432.html)等に、ぜひご相談ください。ちょっとの勇気が、あなたの未来を明るくすると思います。

来年の春は、日本中の人が、幸せな気持ちで、きれいな桜を愛でるといいですね。

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