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参加者:まとめブログに詳しいニキ

はじめに

従来2chまとめブログは「保守速報」をはじめとするネトウヨ系の天下であり、その流れは現在も続いている。しかし昨今、特にハンJ民によるネトウヨBAN祭り発生以降ネトウヨに対抗を試みる「反ネトウヨまとめブログ」の活動が活発になっている。今回はそのような反ウヨまとめ界の歴史と動向を辿ってみよう。

1.ハンJ誕生以前の反ウヨブログ界

まとめブログというジャンルが誕生して以来、政治系は長らくネトウヨ系一色であった。実は「リベラル速報」など、それに反発するような反ウヨまとめもあるにはあったがアクセスを殆ど集められず比較的短期間で放置されるケースが相次いだ。その原因として・・・まとめブログは基本的にアフィリエイト収入を目当てにやるものだが2chの中で反ウヨ勢力が一番多いとされる嫌儲はアフィ目当ての転載が禁止されていたことが考えられる。

そんな中、現在も続く老舗反ウヨまとめが「てきとう」である。長年孤軍奮闘を続けてきただけあって固定ユーザーが定着していて反ウヨ勢力の中では長らく最大手であった。その後「すごい一体感速報」、より左翼色が強い「没落國家ニッポン」
(現在は閉鎖)が一定のアクセス数を集めることになる。しかしそれらはまとめブログ界全体からしたらごく少数であり、活動もバラバラで『反ウヨ』という勢力を結成しているとは言い難い状態であった。

2.ハンJ誕生による反ネトウヨまとめ界の多様化(反ウヨビッグバン)

そのような低空飛行が何年も続いた2018年。ハンJBAN祭りから派生する形で「ハンJ速報」が誕生したことで新たな時代が動き出した。今までの反ウヨ系ブログにありがちだった左翼っぽさから距離を置き、徹底したユーモア・おちょくり路線が斬新だったためか短期間で反ウヨまとめ界のトップに躍り出ることになる。

このハンJ速報の勢いに引っ張られる形で2018~2019年にかけて次々に「ハンJ系ブログ」と呼ばれる新ブログが誕生していった。「捕手速報」「ホルホル通信~ネトウヨの反応~」「もえるにほん」「アニキデスポスト」「ほのぼのしない動物速報」また、2chまとめ形態ではないが考察系の「ネトウヨの寝耳にウォーター」「ネトウヨなど発掘所」などもハンJ民を起源にするものである。まさに反ウヨビッグバンといえるこの現象、ウヨ系が幅を効かすまとめブログの歴史の大きな転機になったのは間違いない。

3.次世代の反ウヨブログ

2019年の終盤、そんなハンJ系の流れとは別に「なんJ政治ネタまとめ」というブログが誕生し急成長を見せている。表面上は特に反ウヨをアピールしてる訳ではないが、全ての記事をネトウヨを毛嫌いする層が多いなんJからまとめてるだけあって反ウヨ的な記事がメインになっている。最近では更新頻度の高さもあって日によってはライブドア政治カテゴリーのランキングでハンJ速報を上回ることも多いようだ。

伸びしろという意味ではこの「なんJ政治ネタまとめ」は今現在で最有力かもしれない。というのも、ハンJ速報など反ウヨブログという存在は結局ネトウヨありきのジャンルだからだ。例外もあるだろうが基本的にネトウヨが嫌いな人しか見ない。アンチ巨人の勢力が巨人ファンの勢力を超えられないのと同じで成長に限度がある。しかしこの「なんJ政治ネタまとめ」のスタンスは反ウヨ第一というよりも「とにかく政治で笑おう」的な色が強く、これなら新規ユーザーも取り込みやすいのではないだろうか。

おわりに

ここまで多くの反ウヨ系まとめブログを見てきたが、実はどのブログも成し遂げてないことがある。それは反ウヨのエンターテイメント化だ。世の中の多々ある娯楽の中の一つとしてネトウヨ叩きがあるというそういう状況を作れていない。残念ながらウヨ側はこれをやれている。娯楽としての「愛国」「中韓叩き」「ヘイト」「弱者攻撃」「権力賛美」これが当たり前になっているが、保守速報などのネトウヨブログより厄介なのはオールジャンルを扱う大手まとめが娯楽の1ジャンルとして載せるウヨ記事である。これに反ウヨ側が対抗できるのかが今後の課題になると思われる。

反ウヨブログシーンは数年前に比べて格段に成長したがまだまだ絶対数が少ない。しかし言い換えればまだまだ開拓していける分野だということだ。ネットにおけるエンタメの主軸がユーチューブに移行し衰退の一途を辿るまとめブログ界においてここから伸びる余地がある題材は「反ウヨ」をおいて他にはなく、最後のフロンティアと呼べる状況だ。今からブログを立ち上げても決して遅くないだろう。これを読んでるそこのあなたも是非いかがだろうか?