蓮舫氏「2位じゃダメなのか発言」は事業者への助け船だった 5つの観点から分析する「報道のキリトリ」と「実際の発言」との相違点
1(ヽ゚ん゚) ◆ABeSHInzoo ハンター[Lv.26][苗](東京都) (JPW 0Hcf-kdX+)垢版 |2024/06/18(火) 09:34:52.25ID:VoPtwCN5H●?BRZ(12000)
2(ヽ゚ん゚) ◆ABeSHInzoo ハンター[Lv.26][苗](東京都) (JPW 0Hcf-kdX+)垢版 |2024/06/18(火) 09:36:30.68ID:VoPtwCN5H?BRZ(11000)
蓮舫氏が「2位じゃダメなんでしょうか?」と発言した次世代スパコン事業仕分けの行政刷新会議(2009年11月13日)。およそ72分間に及んだその議論から、報道が「キリトリ」した部分と実際の蓮舫氏の発言について検証する。
「2位じゃダメ」発言が飛び出した次世代スパコンの事業仕分
先月、蓮舫氏が東京都知事選(6月20日告示、7月7日投開票)への出馬を表明。その直後から「2位じゃダメなんでしょうか?」という過去の発言と共に蓮舫氏を揶揄する報道が相次いだ。
すでに発言から15年近くが経過し、当時のことを知らない有権者も増えているため、まずは問題の発言の経緯をおさらいする。
この発言は、民主党政権下の行政刷新会議(事業仕分け)のうち、2009年11月13日に開催された、次世代スパコン事業を対象とした第3WG(以降「当該会議」と記載する場合あり)で出たもの。
*事業仕分け:2009年に政権交代を果たした民主党政権の目玉政策の一つ。予算のムダをなくすため、各事業の要否を評価者(国会議員および民間有識者)が判定。わずか1~2時間の制限時間で、担当府省からの説明、評価者との質疑応答、判定(廃止、予算計上見送り、予算要求の縮減、予算要求通り等)までがスピーディーに一気に行なわれたこともあり、注目を集めた。
蓮舫氏は文科省・農林水産省・防衛省などが分類された第3WGで評価者(いわゆる「仕分け人」)を務め、「次世代スーパーコンピューティング技術の推進」(以降「本事業」)の評価も担当。同事業で説明を担当した文科省と独立行政法人 理化学研究所(以降「理研」)は、スピードが世界1位になる重要性を訴えて、翌年度(2010年度)予算として267億円(前年度比77億円増)を要求した。
しかし、わずか72分間の当該会議終了時に下された判定は、事実上の凍結。この会議の中盤に蓮舫氏の「2位じゃダメなんでしょうか?」発言が飛び出した。
その後、周知の通りテレビをはじめとする大手メディアは「科学に疎い蓮舫議員が、1位を獲るべき重要性を理解できず、『2位ではダメなのか?』と役人に質問した結果、次世代スパコン事業を事実上の凍結とした」という筋書きに沿った映像を繰り返し流した。今回の都知事選出馬をきっかけに拡散されている過去映像もおおむねこの筋書きに沿っている。
しかし、驚くべきことにこれは「報道のキリトリ」であって「実際の全容」とは大きなギャップがある。正しくは、「スパコン利用者2名を含む参加者全員の総意として、数々の不安要素が解消されず見直しが妥当な状況のため、凍結になった」に過ぎない。
このギャップは映像を視聴していただければ一目瞭然だ。
蓮舫氏が「2位じゃダメなんでしょうか?」と発言した次世代スパコン事業仕分けの行政刷新会議(2009年11月13日)。およそ72分間に及んだその議論から、報道が「キリトリ」した部分と実際の蓮舫氏の発言について検証する。
「2位じゃダメ」発言が飛び出した次世代スパコンの事業仕分
先月、蓮舫氏が東京都知事選(6月20日告示、7月7日投開票)への出馬を表明。その直後から「2位じゃダメなんでしょうか?」という過去の発言と共に蓮舫氏を揶揄する報道が相次いだ。
すでに発言から15年近くが経過し、当時のことを知らない有権者も増えているため、まずは問題の発言の経緯をおさらいする。
この発言は、民主党政権下の行政刷新会議(事業仕分け)のうち、2009年11月13日に開催された、次世代スパコン事業を対象とした第3WG(以降「当該会議」と記載する場合あり)で出たもの。
*事業仕分け:2009年に政権交代を果たした民主党政権の目玉政策の一つ。予算のムダをなくすため、各事業の要否を評価者(国会議員および民間有識者)が判定。わずか1~2時間の制限時間で、担当府省からの説明、評価者との質疑応答、判定(廃止、予算計上見送り、予算要求の縮減、予算要求通り等)までがスピーディーに一気に行なわれたこともあり、注目を集めた。
蓮舫氏は文科省・農林水産省・防衛省などが分類された第3WGで評価者(いわゆる「仕分け人」)を務め、「次世代スーパーコンピューティング技術の推進」(以降「本事業」)の評価も担当。同事業で説明を担当した文科省と独立行政法人 理化学研究所(以降「理研」)は、スピードが世界1位になる重要性を訴えて、翌年度(2010年度)予算として267億円(前年度比77億円増)を要求した。
しかし、わずか72分間の当該会議終了時に下された判定は、事実上の凍結。この会議の中盤に蓮舫氏の「2位じゃダメなんでしょうか?」発言が飛び出した。
その後、周知の通りテレビをはじめとする大手メディアは「科学に疎い蓮舫議員が、1位を獲るべき重要性を理解できず、『2位ではダメなのか?』と役人に質問した結果、次世代スパコン事業を事実上の凍結とした」という筋書きに沿った映像を繰り返し流した。今回の都知事選出馬をきっかけに拡散されている過去映像もおおむねこの筋書きに沿っている。
しかし、驚くべきことにこれは「報道のキリトリ」であって「実際の全容」とは大きなギャップがある。正しくは、「スパコン利用者2名を含む参加者全員の総意として、数々の不安要素が解消されず見直しが妥当な状況のため、凍結になった」に過ぎない。
このギャップは映像を視聴していただければ一目瞭然だ。
(前文は長いので一部を。全文はリンク先で)
8(ヽ゚ん゚) ◆ABeSHInzoo ハンター[Lv.26][苗](東京都) (JPW 0Hcf-BK6Z)垢版 |2024/06/18(火) 09:38:21.72ID:VoPtwCN5H
<観点4:「2位ではダメ」発言の意味>
一般的には「『1位になる必要性はない』という事業見直しの宣告」と言われているが、正しくは「『スピードでは1位になれなくても、利用者の使い勝手も含めて競争すれば事業の価値を見出せるのでは』という事業継続への助け舟」であった。
この助け舟を蓮舫議員は3回以上(53分33秒~50秒、59分24秒~1時間10秒、1時間5分10秒~1時間8分15秒)も出したが、文科省・理研は1位を獲ることが目的化した回答を繰り返したため、事業見直しに至った。ちなみに、事業仕分けの約2年後(2011年)に文科省・理研が完成させたスパコン「京」は、この助け舟とおおむね同じ方向性で修正されており、蓮舫氏の助言は的確であったといえる。
<観点4:「2位ではダメ」発言の意味>
一般的には「『1位になる必要性はない』という事業見直しの宣告」と言われているが、正しくは「『スピードでは1位になれなくても、利用者の使い勝手も含めて競争すれば事業の価値を見出せるのでは』という事業継続への助け舟」であった。
この助け舟を蓮舫議員は3回以上(53分33秒~50秒、59分24秒~1時間10秒、1時間5分10秒~1時間8分15秒)も出したが、文科省・理研は1位を獲ることが目的化した回答を繰り返したため、事業見直しに至った。ちなみに、事業仕分けの約2年後(2011年)に文科省・理研が完成させたスパコン「京」は、この助け舟とおおむね同じ方向性で修正されており、蓮舫氏の助言は的確であったといえる。
21(ヽ゚ん゚) ◆ABeSHInzoo ハンター[Lv.26][苗](東京都) (JPW 0Hcf-BK6Z)垢版 |2024/06/18(火) 09:43:02.82ID:VoPtwCN5H
これまで「報道のキリトリ」が広く拡散され過ぎたため、現実を受け入れることが難しい読者も多いだろう。その場合は、やはり映像を全編自分の目で見て判断して頂きたい。