投稿者:ハンJ太郎
(※まとめ補足)
伊藤詩織さん、二審も勝訴――高裁「合意なき性的暴行」を認定 著書の1文“名誉毀損”で支払い命令も 元TBS記者は上告へ
https://news.yahoo.co.jp/articles/7c46b0f61e846201e30fbdc85bfe2e6b353632ce
https://news.yahoo.co.jp/articles/7c46b0f61e846201e30fbdc85bfe2e6b353632ce
会見の冒頭、伊藤さんは「20代後半から30代はこの裁判に向き合いきりだった」としながらも
「後悔はない。私が信じるジャーナリズムの希望、かき消されたり、届かなかったり、繰り返される何かを変えたいと思い、やってきた。
誹謗中傷もあったが、友人や弁護士など、助けてくれる人がいたのでここまでこれた」と支援者へ謝意を示した。
法制審議会で議論が続く性犯罪の刑法改正には「日本で性暴力やレイプを証明するには、被害者が著しい暴行や脅迫を立証しないといけない」と問題点を指摘。
「海外では、不同意が(性犯罪を構成する)基礎なのに日本は変わってない。(改正に)時間がかかるとされるが、もう時は来ている」と不同意性交罪の早期創設を繰り返し訴えた。
会見に同席した角田由紀子弁護士は、日本の性教育の遅れを指摘。
「同意なしの性行為が普通にできる社会、国際的な基準にあった性教育をすべきだが、日本ではやっていない。日本社会の現状を見直す契機にすべきだ」と述べた。
5年前から弁護にあたってきた西広陽子弁護士は判決に「まっとうな常識に従った説得力のある判決」と意義を強調。
「詩織さんは大変な思いをして性被害を公表した。泣き寝入りしない、冷めたシステムをなんとかしてほしい、と思って訴えた。判決はそれに答えた第一歩だ」と評価した
伊藤さんが、検察審査会で不起訴不当を訴えて5年。伊藤さんを被害者とする準強姦罪の逮捕状の執行を見送る指示を出した当時の警視庁刑事部長の中村格氏は、現在、警察庁長官を務めている。
中村氏に対し伊藤さんは「なぜ、逮捕とりやめたのか。当事者として聞く権利がある。裁判官が出した逮捕状が、果たして1人の判断で執行されないようなことがあるのか。(警察庁からは)まだ答えがない」と訴えた。